コンドームのサイズ
コンドームには、S~XLなどいくつかサイズがあります。
コンドームのサイズが合っていないと、挿入の際に不快感や違和感を引き起こすだけでなく、セックス中にコンドームが破けたり、外れたりしてしまう大きな原因になります。
きちんと避妊効果を得るためにも、身体に合ったサイズのコンドームを使用することが重要です。
コンドームのサイズ目安表
コンドームのサイズは、ペニスの長さよりも「太さ(直径)」を目安にします。
メーカーにより異なりますが、だいたい直径28mm~47mm前後でサイズが選べます。
詳しくは、この目安表を参考にしてみてくださいね。
※「長さ」もメーカーによって異なりますが、約17~20cm前後でほぼ一定と言われています。
サイズの測り方
ペニスのサイズは、勃起した状態で測ります。
正確に測りたい場合は、柔らかいメジャーや、紐を使って測るのがいいでしょう。
※硬いメジャーを使うと、肌を傷つけてしまう可能性があるので注意してください。
- 「太さ」:ペニスの1番太い部分をやさしく囲うようにして測ります。
- 「長さ」:ペニスの付け根(恥骨)から先端部分までを測ります。
ただ、メジャーを使った計測を提案するのには少し勇気がいるかも知れません。
そんなときは、人差し指と親指を輪っかにしてペニスの1番太い部分を包み込んでみてください。
後から指の円周を測れば、だいたいの太さが分かるでしょう!
天然ゴム(天然ラテックス)アレルギーの人はこれ!
コンドームには、大きく分けて「天然ゴム(天然ラテックス)」と「合成ゴム(ポリウレタン)」の2種類があります。
天然ゴム(天然ラテックス)素材のゴムを使って、かゆみ・かぶれ・じんましん・発熱などの症状が見られる場合は、ゴム(ラテックス)が原因の可能性が。ゴム(ラテックス)アレルギーの方は、合成ゴム(ポリウレタン)のコンドームを選びましょう。
天然ゴムと合成ゴムには、それぞれ以下のような特徴があります。
天然ゴム(天然ラテックス)
【メリット】
- 伸縮性に優れフィット感がある
- 豊富な種類がある
- 値段が安い
【デメリット】
- ゴム特有の臭いがある
- ゴムアレルギーの方は使えない場合がある
合成ゴム(ポリウレタン)
【メリット】
- ゴムアレルギーの方でも安心
- 薄いものが多くお互いの体温を感じやすい(0.01~0.02mmの製品はポリウレタン)
- ゴム特有の臭いがない
【デメリット】
- 値段が高い
- 種類が少ない
- 伸縮性、フィット感に劣る
ジェル(潤滑ゼリー)付きで挿入時の痛みなどを軽減
挿入時に、コンドームが突っかかるような違和感や痛みを感じる場合には、ジェル付きのコンドームがおすすめです。
また、ジェルは、挿入時の摩擦を軽減し、コンドームが破れるのを防ぐ役割もあります。
ジェル付きのコンドームには、温感性のものから、香り付きのもの、ジェルが増量されているものなど、バリエーションが豊富。パートナーとコミュニケーションを取りながら、いろいろな製品を試してみるのも楽しいかもしれません。
形状で選ぶ
コンドームには、さまざまな形状があるのをご存知でしたか?
ペニスのサイズだけではなく、「形」に合わせてコンドームの形状を探してみると、コンドームがズレる危険やセックス中の違和感をさらに軽減できます。
また、新しい刺激を感じてみたい場合は、ドット加工などが施されている製品を試してみるのもいいかもしれませんね。
【いろいろな形状】
- ストレートタイプ:一般的な形状
- こけしタイプ:亀頭部分にゆとり
- しぼり加工:ペニスにギュッと密着してズレを防ぐ(※1段絞りや、2段絞りなどがある)
- ドット加工:つぶつぶ付き
まとめ
コンドームには、さまざまなサイズ・素材・形状があります。
身体に合ったコンドームを見つけることで、セックス中のアクシデントを防ぐだけではなく、セックスの満足度を上げる効果も期待できます。
「痛みや違和感が気になる」「コンドームが外れた/破れたことがある」という方は、ぜひこの記事を参考に、自分とパートナーの身体に合ったコンドームを探してみてくださいね。
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